2011年10月5日水曜日

企画展≪マルヤマ器械店と丸山太一氏≫

期間 23年10月6日(木)から10月27日(木)まで
会場 風土伝承館・杉浦醫院・交流休憩室
入館無料  日曜祭日休館

マルヤマ器械店は、甲府市三日町にあった医療器具や器械を扱う専門店でした。杉浦医院にも医療器具を納入していましたが、純子さんが「親戚以上のお付き合いをいただいてきました」と云うとおり、8代目健造先生は、先代の丸山文造氏と9代目三郎先生は、丸山太一氏と代々親交を深め、純子さん兄弟の学校の保証人も全て丸山さんだったそうです。
丸山太一氏は、甲府銀座界隈の文化人としても著名ですが、特に木喰研究会の代表者として、木喰上人や微笑仏の研究を重ね、全国講演や関係著書も多数残してきました。90歳を超えた現在も山梨が生んだ木喰上人の偉業を伝えるべく執筆と研究の毎日ですが、マルヤマ器械店閉店時には、倉庫にあった医療器械等をベトナムの国立病院に寄贈し、ベトナムの医療進歩に貢献されました。ベトナムに贈りきれなかった医療器具類が、まだ倉庫に眠っていたことから、この度、太一氏の長男公男氏から当館にケビント3台と共に多数の医療器具をご寄贈いただきました。
 そこで、マルヤマ器械店から寄贈された「医療器具」と丸山太一氏が、20年間の長きに渡り編集発行してきた、のむら清六画伯の表紙、挿絵が毎号話題の木喰会(もくじきえ)の機関誌「木喰精舎」をはじめ丸山太一氏の著書を展示、公開いたします。貴重な丸山氏直筆の「木喰上人叢話ノート」初稿原稿や「私観論考」などもお借り出来ましたので、是非ご覧くださいますよう、ご案内いたします。